「お寺のホームページを作りたいけれど、制作会社にお願いすると費用がかかりそう……」
「WordPressを使えば自分でも作れるの?」
このように悩んでいる寺院関係者の方も多いのではないでしょうか。
最近では、参拝する前にスマートフォンで寺院の場所や行事、法要などについて調べる人も増えています。
そのため寺院にとってホームページは、単なる宣伝のためのものではありません。
檀家の方や参拝者、地域の方へ正しい情報を届けるための大切な案内窓口として活用できます。
寺院のホームページは必ずしも制作会社へ依頼する必要はありません。
WordPressとWordPressテーマを利用すれば、専門的なプログラミング知識がない初心者でもホームページを作ることができます。
この記事では、
- 寺院にホームページが必要な理由
- ホームページに掲載したいページ
- WordPressでホームページを作る方法
- 寺院向けWordPressテーマの選び方
- ホームページ制作に必要な費用
- 問い合わせにつなげるポイント
などを初心者向けにわかりやすく解説します。
「できるだけ費用を抑えて、自分たちで寺院のホームページを作りたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
寺院・お寺にホームページが必要な理由
「お寺にホームページは本当に必要なの?」
と思われる方もいるかもしれません。
昔であれば、地域の人や檀家の方への案内だけでも十分だったかもしれません。
しかし現在では、お寺について調べるときにもGoogleやGoogleマップなどのインターネット検索が利用されています。
寺院にホームページがあることで、さまざまな情報を正確に伝えられるようになります。
参拝者がお寺の情報を事前に調べられる
初めて訪れる寺院の場合、
「どんなお寺なのだろう?」
「駐車場はあるのかな?」
「何時まで参拝できるのだろう?」
と気になる人もいます。
ホームページに基本情報を掲載しておけば、参拝前に確認してもらえます。
特に、
- 所在地
- 参拝時間
- 駐車場
- 最寄り駅
- 境内の案内
- 寺院の歴史
などを掲載しておくと親切です。
初めて訪れる人の不安を減らすことにもつながります。
法要・供養などの相談窓口になる
寺院では参拝だけでなく、さまざまな相談を受けることがあります。
たとえば、
- 年忌法要
- 永代供養
- 納骨
- 葬儀
- 水子供養
- ペット供養
などです。
ところが、寺院によって対応している内容は異なります。
ホームページに「当寺院ではこのようなご相談を承っています」と掲載しておけば、相談したい人にもわかりやすくなります。
電話番号やお問い合わせフォームへの導線も用意しておけば、相談窓口としてホームページを活用できます。
アクセスや駐車場情報をわかりやすく伝えられる
寺院ホームページでは、アクセス情報も非常に重要です。
住所だけ掲載するのではなく、
- Googleマップ
- 最寄り駅
- 最寄りのバス停
- 車でのアクセス
- 駐車場の有無
- 駐車可能台数
なども掲載しておきましょう。
特に法要などでは、遠方から親族が訪れる場合があります。
初めて訪れる人でも迷わないように詳しく案内しておくことが大切です。
寺院の歴史や宗派について伝えられる
寺院には、それぞれ長い歴史や大切にしてきた考え方があります。
ホームページでは、
- 寺院の由緒
- 宗派
- ご本尊
- 開山
- 沿革
- 文化財
- 寺院が大切にしていること
などを詳しく紹介できます。
参拝するだけではわからない寺院の歴史を知ってもらえることも、ホームページを持つメリットです。
行事やイベントの情報を発信できる
WordPressを使えば、ブログを書くような感覚でお知らせを更新できます。
たとえば、
「○月○日に花まつりを開催します」
「今年の除夜の鐘についてご案内します」
といった情報を自分たちで発信できます。
年間行事が多い寺院にとって、簡単に情報を更新できることはWordPressの大きなメリットです。
寺院ホームページは制作会社と自作のどちらがおすすめ?
寺院のホームページを作る方法は、大きく分けると、
- 制作会社へ依頼する方法
- WordPressを使って自作する方法
があります。
どちらにもメリットがありますので、予算や運営体制に合わせて選びましょう。
制作会社に依頼する場合
制作会社へ依頼する最大のメリットは、プロに任せられることです。
デザインからホームページの構築まで依頼できるため、自分でWordPressを操作する時間を取れない場合には便利です。
一方で、制作内容によっては数十万円以上の費用が必要になることがあります。
また、ホームページ完成後の更新についても、制作会社へ依頼するたびに費用が発生する場合があります。
WordPressで自作する場合
「ホームページに数十万円もかけるのは難しい」
という場合は、WordPressで自作する方法があります。
WordPressそのものは無料で利用できます。
必要になる主な費用は、
- レンタルサーバー
- 独自ドメイン
- WordPressテーマ
などです。
また、WordPressなら寺院側でホームページを更新できます。
年間行事や法要のお知らせなどをすぐに掲載できるため、更新頻度の高い寺院とも相性がいいです。
| 比較項目 | 制作会社 | WordPressで自作 |
|---|---|---|
| 初期費用 | 高め | 抑えやすい |
| デザイン | テーマに依存 | |
| 制作期間 | 1〜3ヶ月程度が目安 | 自分のペース |
| 更新 | 依頼が必要な場合あり | 自分でできる |
| 専門知識 | 基本的に不要 | 基本操作を覚える必要あり |
| おすすめ | 制作を任せたい寺院 | 費用を抑えて運営したい寺院 |
WordPressテーマを利用すれば、初心者でもデザインを一から作る必要はありません。
そのため、
「制作費を抑えながら、自分たちで更新できる寺院ホームページを作りたい」
という場合にはWordPressがおすすめです。
関連記事:
ホームページ制作会社に依頼する?自作する?費用・メリットを徹底比較
寺院・お寺のホームページに必要なページ
WordPressをインストールしたら、次に考えたいのが、
「どんなページを作ればいいの?」
ということです。
寺院によって必要なページは異なりますが、まずは次のページを検討してみましょう。
イメージしやすいように参考画像も載せておきます。
トップページ
トップページは寺院ホームページの「顔」です。
訪問者が最初に見る可能性が高いため、寺院の雰囲気が伝わるページにしましょう。
たとえば、
- 寺院名
- 山門・本堂・境内などの写真
- 寺院からのメッセージ
- 法要・供養の案内
- 年間行事
- 最新のお知らせ
- アクセス
- お問い合わせ
などを掲載します。
すべての情報をトップページに詳しく掲載する必要はありません。
「詳しく見る」ボタンなどを設置して、それぞれのページへ誘導すると見やすくなります。
トップページの参考例:

寺院について・由緒
寺院の歴史や特徴を紹介するページです。
- 寺院の歴史
- 宗派
- ご本尊
- 開山
- 沿革
- 寺院の特徴
- 文化財
などの掲載がお勧めです。
長い歴史がある場合には、年表形式で紹介してもいいと思います。
寺院紹介ページの参考例:

住職紹介
寺院そのものだけでなく、住職について紹介するページがあると、初めて相談する人にも安心感を持ってもらいやすくなります。
経歴だけでなく、
「地域にとってどのようなお寺でありたいのか」
「どのような思いで日々向き合っているのか」
といったメッセージも掲載すると、人柄や寺院の考え方が伝わります。
住職紹介ページの参考例:

法要・供養の案内
法要・供養について相談したい人が迷わないように、寺院で対応している内容を掲載します。
たとえば、
- 年忌法要
- 永代供養
- 納骨
- 葬儀
- 水子供養
- ペット供養
などです。
もちろん、すべて掲載する必要はありません。
寺院で実際に対応している内容だけを掲載してください。
それぞれの法要・供養について、
「どのようなものなのか」
「どのような流れになるのか」
「相談するにはどうすればよいのか」
まで説明すると、初めての人にも親切です。
法要・供養案内ページの参考例:

年間行事・イベント
寺院では年間を通してさまざまな行事が行われます。
たとえば、
- 初詣
- 節分
- 彼岸会
- 花まつり
- お盆
- 施餓鬼会
- 除夜の鐘
などです。
開催時期や内容を掲載しておけば、参拝者も予定を確認しやすくなります。
年間行事・イベント案内ページの参考例:

お知らせ
WordPressの投稿機能を利用して、最新情報を発信します。
「○月○日の行事について」
「年末年始の参拝時間について」
などを掲載できます。
ホームページを公開しただけで放置するのではなく、定期的にお知らせを更新することが大切です。
アクセス・駐車場
初めて寺院を訪れる人が迷わないように、アクセスページを作ります。
掲載したい情報は、
- 所在地
- Googleマップ
- 最寄り駅
- バス
- 車でのアクセス
- 駐車場
- 目印になる建物
などです。
駐車場が本堂から離れている場合は、写真や簡単な案内図を掲載するのが親切です。
アクセス・駐車場案内ページの参考例:

よくある質問
問い合わせの多い内容は「よくある質問」にまとめておきましょう。
たとえば、
「檀家でなくても法要をお願いできますか?」
「駐車場はありますか?」
「法要にはどのような服装で行けばよいですか?」
「事前予約は必要ですか?」
などです。
訪問者の疑問を事前に解決できるだけでなく、寺院側の問い合わせ対応の負担を減らすことにもつながります。
よくある質問ページの参考例:

お問い合わせ
電話番号だけでなく、お問い合わせフォームも設置しておくと便利です。
電話できる時間帯が限られている人でも、フォームなら都合のよい時間に問い合わせできます。
ただし、問い合わせフォームでは個人情報を扱うため、プライバシーポリシーも用意しておきましょう。
お問い合せページの参考例:

寺院ホームページを作るために必要なもの
「WordPressで作ってみよう」と思ったら、まずはホームページ制作に必要なものを準備します。
難しそうに見えますが、基本的に必要なのは次の4つです。
レンタルサーバー
レンタルサーバーは、ホームページのデータを保存しておく場所です。
よく「インターネット上の土地」に例えられます。
WordPressを利用する場合は、WordPressに対応したレンタルサーバーを契約します。
独自ドメイン
ドメインはホームページの住所です。
たとえば、
「○○temple.jp」
「○○ji.jp」
といったホームページのURLに使われます。
寺院名を使った、覚えやすくわかりやすいドメインがおすすめです。
WordPress
WordPressはホームページを作成・管理するためのシステムです。
世界中で利用されており、専門的なHTMLやCSSを書かなくてもページを作成できます。
最近では多くのレンタルサーバーに「WordPress簡単インストール」のような機能が用意されています。
初心者でも以前より簡単にWordPressを始められるようになっています。
WordPressテーマ
そして、初心者のホームページ制作で特に重要なのがWordPressテーマです。
テーマとは、WordPressサイト全体のデザインや機能を整えるテンプレートのようなものです。
テーマを利用すれば、デザインを一から作る必要がありません。
寺院ホームページの場合は、
- 和の雰囲気を表現できる
- 写真をきれいに見せられる
- スマートフォンに対応している
- お知らせを更新しやすい
- 固定ページを作りやすい
といったテーマがお勧めです。
寺院・お寺におすすめのWordPressテーマ3選
寺院のホームページでは、一般的なブログとはテーマ選びの基準が少し異なります。
特に重視したいのが、
「寺院の世界観」「信頼感」「写真の見せ方」「更新のしやすさ」
です。
ここではテーマ選びの候補を3タイプ紹介します。
寺院・和風サイトと相性のよいTCDテーマ

寺院の雰囲気を重視した本格的なホームページを作りたい場合には、TCDシリーズが候補になります。
TCDには企業・店舗・施設など、さまざまな用途を想定したWordPressテーマがあります。
写真を大きく使ったデザインを構築しやすいため、
- 山門
- 本堂
- 仏像
- 庭園
- 四季の風景
などの写真を活用しながら寺院の世界観を表現したい場合に向いています。
特に寺院・お寺にお勧めするTCDテーマはZEN(TCD113)です。
寺院・お寺向けに最適化されたテーマでサイトがとても作成しやすくなります。
デモサイトのクオリティも高いので公式サイトをチェックしてみてくださいね。
関連記事:
ZEN(TCD113)徹底レビュー|寺院・お寺におすすめのWordPressテーマ
AFFINGER7

自由度の高い寺院ホームページを作りたい場合は、AFFINGER7も候補です。
AFFINGER7はブログだけでなく、固定ページを活用したサイト作りにも利用できます。
カスタマイズできる部分が多いため、最初は設定項目の多さに戸惑う可能性があります。
そのぶん、長期的にホームページを育てていきたい人に向いています。
関連記事:
AFFINGER7完全ガイド|初心者でも収益化を目指せるWordPressテーマ
SWELL

WordPress初心者ならSWELLも使いやすいテーマです。
WordPressのブロックエディターを利用しながら、直感的にページを作成できます。
白を基調としたシンプルなデザインにもまとめやすいため、
「古風すぎない、現代的で見やすい寺院ホームページを作りたい」
という場合にもお勧めです。
関連記事:
SWELLとは?初心者でも迷わないWordPressテーマの特徴・出来ることを徹底解説
| テーマ | お勧め度 | 特徴 | 向いてる人 |
|---|---|---|---|
| TCD | デザイン性が高い | 寺院の世界観を重視 | |
| AFFINGER7 | カスタマイズ性が高い | 情報発信・自由度を重視 | |
| SWELL | 操作しやすい | WordPress初心者 |
WordPressで寺院ホームページを作る手順
それでは実際にWordPressで寺院ホームページを作る流れを見ていきましょう。
基本的には10ステップです。
レンタルサーバーを契約する
まずはWordPressを設置するレンタルサーバーを契約します。
初心者の場合は、
- WordPress簡単インストール
- 無料SSL
- 自動バックアップ
- 独自ドメイン特典
などが用意されているサービスを選ぶと便利です。
独自ドメインを取得する
続いてホームページで使用する独自ドメインを決めます。
寺院名をローマ字にするなど、できるだけ短く覚えやすいドメインがおすすめです。
一度ホームページを運営し始めると変更が大変なので、慎重に決めましょう。
WordPressをインストールする
サーバーとドメインの準備ができたらWordPressをインストールします。
現在はレンタルサーバー側から簡単にインストールできるサービスが増えています。
画面の案内に従って、
- サイト名
- ユーザー名
- パスワード
- メールアドレス
などを設定します。
WordPressテーマを導入する
WordPressをインストールしたらテーマを設定します。
寺院ホームページのデザインを大きく左右する部分なので、テーマ選びは重要です。
デザインだけでなく、
「必要なページを無理なく作れるか」
という視点でも確認しましょう。
寺院の基本情報を設定する
続いて、
- 寺院名
- 所在地
- 電話番号
- ロゴ
- サイトアイコン
などの基本情報を設定します。
住所や電話番号に間違いがないか必ず確認してください。
必要な固定ページを作成する
先ほど紹介した、
- 寺院について
- 住職紹介
- 法要・供養
- 年間行事
- アクセス
- よくある質問
- お問い合わせ
- プライバシーポリシー
などのページを作っていきます。
最初からすべて完璧に作る必要はありません。
まず必要性の高いページを公開し、少しずつ追加していく方法でも大丈夫です。
トップページを作成する
固定ページがある程度完成したらトップページを作ります。
おすすめの順番は、
メインビジュアル
↓
寺院からのご挨拶
↓
法要・供養
↓
寺院について
↓
年間行事
↓
お知らせ
↓
アクセス
↓
お問い合わせ
です。
訪問者が「知りたい情報」へすぐ移動できるトップページを目指しましょう。
お問い合わせフォームを設置する
電話以外からも相談できるように、お問い合わせフォームを設置します。
入力項目を増やしすぎると利用者の負担になります。
まずは、
- 名前
- メールアドレス
- 電話番号
- お問い合わせ内容
など、必要最低限から検討しましょう。
関連記事:
スマートフォン表示を確認する
現在のホームページ制作ではスマートフォン表示が非常に重要です。
パソコンできれいに表示されていても、
「スマートフォンでは文字が小さい」
「ボタンが押しにくい」
ということがあります。
公開前には必ず実際のスマートフォンでも確認しましょう。
ホームページを公開する
最後に、
- 誤字脱字
- 電話番号
- 住所
- リンク
- お問い合わせフォーム
- スマートフォン表示
などを確認して公開します。
ホームページは公開して終わりではありません。
情報を定期的に更新しながら育てていきましょう。
寺院らしいホームページを作るデザインのポイント
WordPressテーマを使えばデザインを整えやすくなりますが、寺院サイトならではのポイントもあります。
写真を大きく使う
寺院ホームページでは写真が非常に重要です。
特に、
- 山門
- 本堂
- 境内
- 仏像
- 庭園
- 桜
- 紅葉
など、寺院の雰囲気が伝わる写真を活用しましょう。
トップページの最初に魅力的な写真を配置するだけでも、サイトの印象は大きく変わります。
「和風」にこだわりすぎない
寺院だからといって、すべてを古風なデザインにする必要はありません。
筆文字や和柄を多用すると、かえって情報が読みにくくなる場合があります。
大切なのは、
「伝統を感じさせながら、現代的で見やすいこと」
です。
余白をしっかり取り、写真と文章をシンプルに配置するだけでも落ち着いた雰囲気を表現できます。
落ち着いた色を使う
寺院ホームページでは、
- 白
- 黒
- 紺
- 深緑
- 茶色
- ベージュ
などの落ち着いた色が使いやすいでしょう。
ただし、寺院によって雰囲気は異なります。
建物や宗派、寺院のイメージなどに合わせて選びましょう。
文字を読みやすくする
寺院ホームページは幅広い年代の人が利用します。
おしゃれさを優先して文字を小さくしすぎるのはおすすめできません。
本文は読みやすい大きさにし、行間や余白もしっかり確保しましょう。
スマートフォンを重視する
スマートフォンからアクセスした人が、
「電話したい」
「場所を確認したい」
「法要について相談したい」
と思ったとき、すぐ行動できるようにします。
画面下などに、「電話する|アクセス|お問い合わせ」といったボタンを設置する方法も効果的です。
参拝・法要の問い合わせにつながるホームページの作り方
せっかくホームページを作るのであれば、情報を掲載するだけでなく、必要としている人が相談しやすいホームページにしましょう。
電話番号をわかりやすく掲載する
電話番号が「お問い合わせページにしか載っていない」という状態は避けたいところです。
ヘッダーやページ下部など、見つけやすい場所にも掲載しましょう。
受付時間も一緒に掲載しておくと親切です。
お問い合わせボタンをわかりやすくする
法要・供養の説明を読んだ後に、「それでは、どこから相談すればいいの?」と迷わせないことが重要です。
法要・供養ページの最後に、
「法要について相談する」
などのお問い合わせボタンを配置するとスムーズです。
法要・供養ごとにページを作る
複数の供養に対応している場合は、一つのページにすべて詰め込むより、それぞれ詳しく説明する方法もあります。
たとえば、
「永代供養について」
「年忌法要について」
「納骨について」
などです。
相談者が自分に必要な情報を探しやすくなります。
費用やお布施についての案内方針を決める
法要や供養について調べている人にとって、費用は気になるポイントの一つです。
一方で、寺院によって考え方や対応は異なります。
具体的な金額を掲載するかどうかも含め、自院の方針に合わせて案内してください。
掲載しない場合でも、
「詳細についてはお問い合わせください」
など、次にどうすればよいのかを明確にしておくと親切です。
写真で寺院の雰囲気を伝える
初めて寺院を訪れる人にとって、
「どんなところなのだろう」
という不安があります。
本堂や境内、法要を行う場所などの写真を掲載しておけば、実際に訪れたときのイメージを持ってもらいやすくなります。
寺院ホームページを作るときの注意点
ホームページは誰でも見ることができます。
だからこそ、情報の取り扱いにも注意が必要です。
情報を掲載したまま放置しない
「2025年○月○日に開催します」
といった古いお知らせがトップページに残っていると、現在も運営されているのかわかりにくくなります。
最低でも、
- 行事情報
- 参拝時間
- 電話番号
- 住職情報
- 法要・供養情報
などは定期的に確認しましょう。
個人情報の取り扱いに注意する
お問い合わせフォームでは、
- 名前
- 電話番号
- メールアドレス
などの個人情報を取得する場合があります。
SSL化やプライバシーポリシーの設置など、適切な対策を行いましょう。
写真掲載時はプライバシーに配慮する
寺院行事の様子を紹介するとき、参加者が写真に写ることがあります。
人物が特定できる写真を掲載する場合は、必要に応じて本人の許可を得るなどプライバシーへ配慮しましょう。
専門用語ばかり使わない
寺院関係者にとって当たり前の言葉でも、一般の参拝者にはわからないことがあります。
特に法要や供養の説明では、
「初めて寺院へ相談する人が読んでも理解できるか」
を意識しましょう。
難しい仏教用語には簡単な説明を添えると親切です。
寺院ホームページにかかる費用
「自分で作ると、結局いくらかかるの?」
という点も気になりますよね。
WordPressで自作する場合、主な費用は次のようになります。
| 項目 | 費用の目安 |
| WordPress | 無料 |
| 独自ドメイン | 年1,000〜4,000円程度 |
| レンタルサーバー | 月500〜1,500円程度 |
| WordPressテーマ | 無料〜3万円程度 |
| ホームページ制作費 | 自作なら0円 |
| 年間維持費 | 1〜2万円程度〜 |
※実際の料金は利用するサービスや契約期間などによって異なります。
有料WordPressテーマを購入すると最初に費用がかかりますが、一からデザインする手間を大幅に減らせます。
制作会社へ依頼すると数十万円以上になることもあるため、
「まずはできるだけ費用を抑えてホームページを持ちたい」
という寺院にとってWordPressは検討しやすい選択肢です。
寺院ホームページ公開後にやること
ホームページは公開したら完成ではありません。
少しずつ情報を追加しながら育てていきましょう。
Googleマップ・Googleビジネスプロフィールを整える
寺院をGoogleで検索したとき、地図情報を確認する人もいます。
寺院名・住所・電話番号・ホームページなどの情報に間違いがないか確認しましょう。
ホームページとGoogleマップの情報を整えておけば、初めて参拝する人にも場所を見つけてもらいやすくなります。
定期的にお知らせを更新する
毎日更新する必要はありません。
年間行事や重要なお知らせがあるときに更新するだけでも構いません。
たとえば、
- 年末年始
- 春彼岸
- お盆
- 秋彼岸
- 寺院イベント
などに合わせて更新すると続けやすいでしょう。
年間行事を掲載する
年間行事の予定が決まっている場合は、一覧ページを作っておくと便利です。
詳細が決まり次第、お知らせ記事を追加していく方法もあります。
古い情報を定期的に修正する
年に数回はホームページ全体を確認しましょう。
特に、
「開催日が昨年のまま」
「受付時間が変わったのに修正していない」
といった情報には注意が必要です。
正確な情報を掲載し続けることが、ホームページへの信頼にもつながります。
寺院・お寺のホームページに関するよくある質問
パソコン初心者でも寺院ホームページを作れますか?
WordPressテーマを利用すれば、初心者でもホームページを作ることは可能です。
ただし、最初はWordPressの基本操作を覚える必要があります。
最初から完璧なホームページを目指すのではなく、必要なページから少しずつ作っていきましょう。
WordPressは無料で使えますか?
WordPress本体は無料で利用できます。
ただし、ホームページをインターネット上に公開するためには、レンタルサーバーや独自ドメインなどの費用が必要です。
ホームページ制作にはどのくらい時間がかかりますか?
ページ数や掲載する情報量によって大きく異なります。
写真や文章がすでに準備できている場合は比較的スムーズですが、寺院の歴史や法要案内などを一から整理すると時間がかかります。
公開日を決め、必要性の高いページから作るのがおすすめです。
寺院向けのWordPressテーマはありますか?
寺院専用ではなくても、和の雰囲気や施設紹介と相性のよいWordPressテーマを活用できます。
テーマを選ぶ際はデモサイトの見た目だけで判断せず、
- 寺院紹介
- 法要・供養
- 年間行事
- お知らせ
- アクセス
- お問い合わせ
など必要なページを作れるか確認しましょう。
檀家向けと一般参拝者向けの情報は分けるべきですか?
情報量が多い場合は分けたほうが見やすくなります。
一般参拝者向けにはアクセス・参拝案内・寺院紹介などをわかりやすく掲載し、檀家向けのお知らせは専用ページなどにまとめる方法があります。
法要や供養の問い合わせフォームも作れますか?
WordPressではお問い合わせフォームを設置できます。
一般的な問い合わせと法要相談で内容が大きく異なる場合は、専用フォームを用意する方法もあります。
ホームページ公開後も自分で更新できますか?
できます。
むしろ、自分たちで簡単に更新できることがWordPressを利用する大きなメリットです。
一度基本操作を覚えれば、お知らせや年間行事などをブログを書くような感覚で更新できます。
まとめ
寺院のホームページは、単にお寺を宣伝するためのものではありません。
参拝者や檀家、地域の方へ、
- 寺院について
- 法要・供養
- 年間行事
- アクセス
- 最新のお知らせ
などの情報を正確に伝えるための大切な場所です。
制作会社へ依頼すれば本格的なホームページを作ってもらえますが、ある程度の予算が必要になります。
「できるだけ費用を抑えたい」
「行事のお知らせを自分たちで更新したい」
という場合には、WordPressで自作する方法もおすすめです。
WordPressテーマを利用すれば、デザインを一から作る必要もありません。
まずは、
レンタルサーバーを用意する
↓
WordPressを開設する
↓
寺院に合ったWordPressテーマを導入する
↓
必要なページを作る
という順番で進めれば大丈夫です。
最初から完璧なホームページを作ろうとすると大変です。
まずは「寺院について」「法要・供養」「アクセス」「お問い合わせ」など、本当に必要なページから作ってみましょう。
その後、お知らせや年間行事、よくある質問などを追加していけば、少しずつ充実した寺院ホームページに育てていくことができます。
WordPressを活用して、寺院の歴史や想いがしっかり伝わり、参拝者や地域の方にとってわかりやすいホームページを作ってみてください。